成約事例08|自分の利益だけでなく、売主の気持ちをいつでも大切にしていたメッセージに、売主も安心して任せられると。
BATONZのプラットフォームから、千葉県案件の成約事例です。
譲渡案件概要
■教室所在地
千葉県
■指導形態
個別指導
■生徒数
18名
■売上高
1030万円
■営業利益
218万円(年間)
■譲渡金額
99万円→77万円
事業譲渡 ご決断の理由
運営は17年にも及んでいらっしゃいました。老舗の教室として誠実にそして丁寧に地域に根差した活動を継続されてきた個人事業主による学習塾案件です。
「現時点、具体的に体調でどこが悪いということはありませんが、以前より60歳で引退と考えていました。」とのことでした。
でも実際には、少し体調を壊していながらも無理しながら運営を頑張ってこられていた方です。
次に何をするかを考えているわけではなく、常に今の生徒さんたち、保護者さんたち、そして講師たちのことを考えておられました。
そのため、誰でもいいから売却を進めようというものではありませんでした。
お問合せ内容
◆「誠実に教室運営をしていただける方」に譲渡したいです。
実際のオーナーからのメッセージは以下の通りです。
開校17年の歴史、近隣の子供たちや保護者様、そして講師たちとともに歩んでまいりました。学習についてのこと、受験についてのこと以外でも、多くの悩みごと、時には将来の夢や家庭での出来事など、この教室は常に地域の方々の「心の拠り所」であることを目指してきました。
今まで培った地域の方々との信頼関係は、私にとって何物にも代えがたい財産です。
後ろ髪引かれる思いではありますが、自分自身の体力面などを考えての譲渡決断となります。何卒よろしくお願いいたします。
誠実さを本当に大切にしていることがよくわかりました。
すべてにおいて、正直で誠実に対応してくださる方でした。
スムーズなやり取り
最初にzoomでお話をさせて頂きました。私どもの話をじっくりと聞いてくださり、疑問点は的確にご質問くださいました。
いざ任せていただける段になると、その後のやり取りはとてもスムーズでした。
例えば、教室のPLを3年分、各種画像をなるべく多くください、というような内容もかなり忙しい最中に要請させて頂きましたが、たいていその日のうちにご用意されて、私のほうが驚きました。
また、それ以外のちょっとした質問メールを何度かなげかけているのですが、そのいずれもが回答がとても早く、この点でも非常に感心しました。
ビジネスのやり取りをしている中で、
もっとも安心するのは、相手側のスピーディな反応です。
そういう面で見てもオーナーの人となりがわかります。きっと人を待たせなくないという思いが強い方なのだと思います。
BATONZに記事を掲載
上記の通り、非常に協力的に資料、データをご用意くださったため、BATONZへの記事掲載も素早く行うことが出来ました。
いつものように、AIを全く使わずに、自分の手でタイトルから本文をつくりあげ、UPしました。途中で何度か、オーナーに質問をしながら内容の精度を高めていきました。
募集開始
買い手様の募集
募集開始早々、比較的この案件にはPVがついてきました。また実名開示やお気に入り登録が多く、早期に決着がつくのではないだろうか・・・そんな思いを持ちながら数字を追っていきました。
実名開示依頼の方の中で、そうそうにzoomでのお話がまとまり、同じ千葉県の方と会話しました。印象は、とてもソフトな方で、「子供たち」「未来を担う子供たち」を全体として大切にしていることがわかりました。
きっかけは、PTAでの5年間の活動だったようです。
テーマは「地域貢献」です。
ご自身の会社での活動を通して、地域に貢献していきたいという純粋な想いをお持ちの社長でした。案件の特徴や基本的な数字説明などをして、実際に、教室見学をお勧めしました。
ただし、
本事案の教室には、AIを利用した形式よりも個別指導スタイルがメインでしたので、CROSS M&AのK部長が運営する 学習塾モデルルーム へご案内しました。

学習塾モデルルームでは、CROSS M&AのK部長が対応させて頂きました。まだスタッフも講師も生徒もいない時間帯で、じっくりと内部を見学していただき、学習塾のイメージをもってもらいました。
また、実際に、AI授業がどのように進行するのかについても詳細、タブレット端末を実際に触ってもらってご確認いただきました。
トップ面談
社長とは、また連絡を取り合い、実際に教室見学を兼ねて、現地でトップ面談(売主と買い手候補が実際に会ってお話すること)が実現しました。
面談が終わると、売主のオーナーと、買い手候補の社長から、お二人とも丁寧なお礼のメールが来ました。
とても感触良く最初のトップ面談を終えることが出来たという印象を持ちました。
面談後から基本合意
条件のすり合わせ
条件は、買い手候補の方と売主様がそれぞれ 条件提示をしていくのですが、そのすり合わせを行うことも仲介としての役割の一つです。
ちょっと不思議だったのが、買い手候補の社長からは、金額面での条件調整の話は一切出ませんでした。
これは今まで経験のないパターンでした。
その代わり、
「今いる生徒さんたちの安心」を優先されて、売主様がある程度業務に携わってくれることを条件の第一にされていました。
その際、一時的な雇用をして対価を支払ってでも、経験のある売主様に一定期間は残ってほしいという打診でした。
ここには、17年培ってきた売主様をリスペクトし、しっかりと業務を学んでいきたいという真摯な気持ちが表れていました。
そしてCROSS M&AのK部長がもっとも感心したのは、
そのようなご要望でも、メッセージの内容が常に温かいものだったのです。
なんとも言えない温かさです。
これは言葉で表現するのが少し難しいのですが、簡単に言えば、売主様(オーナー)のお身体のことや、気持ち面、そしてオーナーの最後の取り分などのことも踏まえて、かなり慎重に言葉を選び、真剣にそして、優しく要望を伝えてこられたのです。
この言葉を要約して売主に伝えるよりは、このまま伝えたほうがよいだろうと判断し
「原文まま」で売主に送信しました。
基本合意
売主は、この内容にも非常に感動さていました。
日本政策金融公庫の審査待ちでもあったのですが、実際には審査が万が一通らなくても自己資金でやりますという社長の言葉もあり、基本合意もスムーズに進めることが出来ました。
譲渡契約締結からフォローアップ
デュー・デリジェンス
再度、現場でお会いするセッティングをして、売主様と買い手候補の社長が教室で打ち合わせをされました。その際にDDを進行させて実際にシステム上で表示される内容と、口座への入金ルートなどを説明されていました。
細かい計算までパーフェクトにされていた売主様でしたので、1円のずれも生じませんでした。
譲渡契約
譲渡契約の前には、基本合意から少し変更のあった内容を踏まえて、最初にドラフトの状態で、売主様と買主様へ送信し、確認をしていただきました。
その後は、電子署名を交わし、無事契約がなされました。
CROSS M&A(クロスM&A)は、サービスの核としてアフターフォロー・アフターサービスを謳っております
まとめ:やっぱり心が大切
M&Aとは実に不思議です。お互いがまったく知らない人だったのが、きっかけあって出会いがあり、譲渡と買収が行われます。
でも私はこう思うのです。
これは単にお金のやり取り、お店や教室の受け渡しではないと。
やはり
「人」です。「心」です。
この案件で仲介にたち、売主様と買主様と相当のやり取りをさせて頂きましたが、大きく学んだことは、「心」の部分です。
買主様が売主様を気遣いながら書かれた文章、本当はここに全公開したいぐらいです。すごくハートのこもった内容です。
ここの心があると感じました。
ありがとうございます。