学習塾は「英語」「数学」への拘りを強くもつことで自然と「英数週2回受講」が増加する

2025年07月09日

開校2年目以降

サブタイトルは!ズバリ これ↑ ↑ ↑が、講習追加で確実にプラスになるという秘伝!

学習塾を経営されている皆様、あるいはこれから塾業界への参入を考えている法人の方々へ。

「どうすれば受講者数が増えるのか?」

「講習の参加率を上げるにはどうしたら良いのか?」

このような問いに日々頭を悩ませていることと存じます。
しかし、その答えは意外なほどシンプルかもしれません。

それは、英語」と「数学」という二つの科目に、圧倒的なこだわりを持つことそして、そのこだわりを核として、「英数週2回受講」というモデルを確立することです。

「たったそれだけ?」と思われるかもしれません。しかし、この一見すると地味な戦略こそが、あなたの塾を飛躍させる「秘伝」なのです。

今回は、ちょっとした読み物的に書いてみます。

第一章:なぜ「英数」なのか? ~学習の基盤を司る二大巨頭~

私たちが長年、学習塾の現場で培ってきた経験から断言できることがあります。
それは、「英語」と「数学」こそが、学力向上の二大柱であるということです。

考えてみてください。

  • 英語: グローバル化が進む現代において、英語力はもはや「選択科目」ではありません。

    英語は「必須科目」です。大学受験はもちろんのこと、将来のキャリアにおいても、英語が使えるか否かで可能性は大きく広がります。

    読解力、リスニング力、ライティング力、スピーキング力。これらの能力は一朝一夕には身につきません。継続的な学習と、本質を理解するための指導が不可欠です。文系に進もうが、理系に進もうが「英語」だけはずっとついて回るのです。
  • 数学: 論理的思考力、問題解決能力、そして情報処理能力。これら現代社会で求められる「地頭力」を養う上で、数学ほど適した科目はありません。

    公式を丸暗記するだけでは応用は利きません。なぜその公式が成り立つのか、どうすれば問題が解けるのか、その思考プロセスを深く理解することが重要です。

最近の英語のテストは、「長文化」が進んでいます。語彙力も共通テストレベルで6,000語を求められています。中学のテストでは、80%の学校が「教科書外出題」を積極登用しています。これまでの英語学習よりもハードな内容になっているのは間違いありません。

数学のテストも、計算が出来ればよいという問題はどんどん少なくなっています。以前は計算系で30点分の配点があった高校入試でも今では9点分ぐらいと3分の1に減少しています。それに大学入試の問題でも「会話文形式」の出題などで、まず読まなくては解けない形式の問題が増加しています。

明らかに生徒たちの負担は増加している中で、指導要領に伴った試験問題は容赦なく難易度を上げているのです。

英語と数学を徹底的に強化することで、生徒は他の科目への学習意欲も自然と高まり、結果として総合的な学力向上へと繋がります。逆説的ではありますが、「英数」に特化することが、生徒全体の成績アップに最も効率的な道なのです。

第二章:週2回受講の「魔法」~定着と習慣化のサイクル~

「英数を強化する」と言っても、週に1回では十分な効果は期待できません。ここで登場するのが、「週2回受講」という「魔法」です。

イメージ的には、例えば 英語と数学を週2回の授業で習うとすれば、火曜日は英語、木曜日は数学・・・このように曜日が決まります。
英語→数学、英語→数学、英語→数学、英語→数学と週2回、月間で8回の授業がいろいろ意味でベターとなります。

なぜ週2回なのか?

  • 教室への帰属意識向上: これは実際にデータを取ったから言えることですが、週1回受講の場合の学習効果は正直低いです。

    その理屈で言うと、週2回にしても英語、数学と別個に見ればそれぞれ週1回受講となりますので、効果は低いのでは?と思われるかもしれません。

    しかしながら週2回ぐらいの通塾になると教室への帰属意識が向上していくのです。その結果、「自習率」も高まってきます。自習率と学習効果は本当にきれいに比例しますので、結果学力が上がりやすくなるのです。

  • 学習習慣の確立: 学習は「習慣」です。週に1回では「特別な日」になりがちですが、週2回であれば「日常の一部」として学習が組み込まれます。これにより、生徒は自然と学習リズムを身につけ、自律的な学習へと移行していきます。
  • 質問機会の増加: 学習中に生じる疑問は、すぐに解決することが重要です。週2回受講であれば、疑問を抱えたまま次週まで持ち越すことが減り、きめ細やかな指導が可能になります。講師にとっても、生徒の理解度をより深く把握できるため、個々に応じた最適なアプローチを提供できます。

  • 学習モード増加:週に1回だけでは、学習にかける馬力みたいなものが限定的です。しかし、週2回になり、なおかつそれが英語→数学というリズムで続くと、学習モードになっている機会が増えてきます。さらに記憶が鮮明なうちに復習・定着を図ることができ、学習効果が飛躍的に向上します。脳科学的にも、短期間での繰り返し学習は長期記憶への移行を促進することが証明されています。

「週2回も来てもらうのは生徒に負担ではないか?」という懸念もあるかもしれません。その懸念はもたなくて大丈夫です。学習習慣がついてきて学校のテストで点数がとれるようになると、学校での学習は優位に立つことが出来ます。
これは、学校生活の中で子供たちへ余裕を与えることになるのです。

私たちは、質の高い学習体験を提供することで、塾に通う「負担」を「価値」へと転換させることができます。生徒が「面白い!」「もっと学びたい!」と感じるような授業を提供できれば、週2回の受講はむしろ生徒にとって楽しみな時間となるでしょう。

第三章:こだわるからこそ生まれる「質」~塾のブランディング~

「英語」「数学」へのこだわりは、単に受講回数を増やすだけでなく、塾のブランドイメージを確立します。

「あの塾は英語と数学に強い!」

このような評判が地域に広まれば、保護者や生徒からの信頼は格段に向上します。それは、単に「多くの科目を教えている塾」ではなく、「特定の科目を極めている塾」として認識されるからです。この「専門性」こそが、競争が激化する学習塾業界において、あなたの塾を際立たせる大きな武器となります。

実際には、国語も理科も社会も指導しますし、受講教科選択は自由です。
ところが、この英語と数学へのとんでもない拘り方が、後々功を奏す結果になるのです。

具体的なこだわり方としては、以下のような点が挙げられます。

  • オリジナル教材の開発: 市販の教材に頼るだけでなく、あなたの塾の指導方針やノウハウを凝縮したオリジナル教材を開発しましょう。これにより、他の塾との差別化を図り、生徒は「ここでしか学べない」という特別感を抱きます。
  • 専任講師の育成: 「英語専門」「数学専門」の講師を育成し、それぞれの科目に特化した指導を徹底しましょう。これにより、講師の専門性が高まり、生徒はより質の高い指導を受けることができます。
  • 最新の教育情報の収集と実践: 英語教育における最新の指導法や、大学入試における数学の出題傾向など、常に最新の情報を収集し、それを授業に反映させましょう。これにより、生徒は常に最先端の教育を受けることができます。

このような「こだわり」は、あなたの塾の「魂」となり、生徒と保護者に「この塾に任せれば大丈夫だ」という安心感を与えます。

他にも「こだわり」のポイントは、いくらでも見出すことが出来ますので、教室の「売り」となれるように徹底してこだわってみてください。

第四章:講習追加の「秘伝」~自然な流れでプラスを生み出す~

そしていよいよ、本稿の核心である「講習追加で確実にプラスになる秘伝」についてです。

「英語」「数学」への強いこだわりと、「英数週2回受講」というモデルが確立されれば、講習の追加受講は、もはや「売り込み」ではなく、「生徒の学習ニーズに応える自然な流れ」として発生します。

↑ ↑ ↑ この部分、とても深い意味があり、信じて実施してくだされば必ず結果が出ます!

なぜなら、

講習受講は、春・夏・冬と通常3回あり 「英数」はさらにプラスされ、「国理社」は必要性でプラスされる可能性

英語と数学は「かなり得意」というレベルに達していても手を緩めないほうがいい科目です。例えば、よくある事例として小学生のときに英検を取っていたから中学生になっても、まぁ大丈夫だろうという感覚はある意味正しいですが、どこかで困る事態になります。
英検5級、4級、3級をとっていても学習の手を止めれば点数は取れなくなります。

中学で英語は5でした!と言っても、高校になってからの英語は「5」になっていた貯金などはすぐに使い果たしてしまいます。

算数で小学校のときは100点と95点以外はないですよ!と言っても中学のテストでそれが維持できる可能性は相当低いです。
中学で、学年上位だったとしても高校受験向けの模試を受けたら点数が3割ダウンになってしまう、それもザラにあることです。

英語と数学は今学んでいる状態を止めてしまったらすぐに点数に響いてくる教科です。そして「英語と数学は徹底的にやっておいたほうがいい」という意識は、自然と保護者、生徒に浸透していきます。

従って、夏期講習や冬期講習、春期講習では、通常の授業で「英語」と「数学」を習っていてもさらに追加になることが圧倒的に多いのです。

そしてさらに言えることは、小中高と学年が上がるにつれて、範囲が広くなるため、英数以外でも結果が苦しくなる教科が出てきます。
塾が提供する講習計画(カリキュラムの提案)が、生徒や保護者のニーズに合致していれば、英数はもちろんのこと、国語、理科、社会でも積極的に追加受講を申し込むようになります。

例えば、

  • 定期テスト対策講座: 普段の授業ではカバーしきれない、各学校の定期テストに特化した対策講座を設ける。
  • 長期休暇集中講座: 夏期講習や冬期講習で、特定の単元を集中的に学ぶ講座や、入試対策に特化した講座を開講する。
  • 英検・数検対策講座: 資格取得を目指す生徒のために、専用の対策講座を設ける。

これらの講習を、普段から英数週2回受講で鍛え上げられた生徒に提供することでスムーズに、そして意欲的に追加受講へと繋がるのです。

重要なのは、これらの講習が「普段の学習の延長線上にある」と生徒に感じさせることです。決して「特別なイベント」ではなく、「学力向上のための必然的なステップ」として位置づけるのです。

このサイクルが確立されれば、講習の追加受講は、あなたの塾にとって「不確実な売上」ではなく、「確実に予測できるプラス」へと変化します。生徒の学習意欲が高まり、塾への信頼が深まることで、自然と収益が向上していく。これこそが、「英数週2回受講」がもたらす「秘伝」の真髄なのです。

そして、もう一つ。


【実例(実話)】

週1回受講の生徒さん、週2回受講の生徒さん、週3回受講の生徒さん、週4回受講の生徒さん、この中でもっとも講習受講率が高いのはどの生徒さんと断言できますか?

敢えて答えをここに出します。
今まで15年の蓄積されたデータから言えるのは、間違いなく「週2回受講の生徒さん」です。
この層がもっとも講習受講率が高く、もっとも講習数が多くなります。


「本当ですか?」
「それも営業トークでは?」

と思わないでください。
このサイトで、そんなことで偽りを述べたり、虚勢を張ってもしかたないことです。
これは、そのまま受け止めてください。

これが大きなヒントになってほしいです。


第五章:未来への投資~塾経営の新たな地平~

学習塾の経営をしていると、気づきのポイントがたくさんあります。今回は、少々生々しい内容になっていますが、事実に基づき、なおかつ、少し悩んでいる方もこれから塾経営をしようとしている方も、学習塾の譲渡案件を探している方も、多くの塾を経営している方も、是非信じて実行してみてください。

今すぐに着手できて、必ず効果がある内容です。

「英語」「数学」へのこだわり、そして「英数週2回受講」というモデルは、生徒一人ひとりの学力を最大限に引き出すための、最も効果的な戦略であると私たちは確信しています。そして、その結果として得られる収益は、生徒の成長と塾の発展のための再投資へと繋がります。

この「秘伝」は、決して特別な才能や大規模な設備を必要としません。必要なのは、「英語」と「数学」という科目の持つ可能性を信じ、それらを徹底的に追求する「情熱」と「こだわり」です。

あなたの塾が、地域で「英語と数学に強い塾」として揺るぎない地位を確立し、多くの生徒の未来を切り拓く存在となることを、心より願っております。



CROSS M&A(クロスM&A)は学習塾・習いごと専門のM&Aサービスで、業界ナンバー1の成約数を誇るBATONZの専門アドバイザーです。BATONZの私の詳細プロフィールはこちらからご確認ください。
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