学習塾・習いごと教室で「開校時に用意しておく事務用品や雑費項目品」

2025年06月24日

新規開校

学習塾・習いごと教室の開校準備は多岐にわたりますが、事務用品や雑費項目品は、スムーズな運営のために不可欠です。ここでは、開校時に最低限用意しておきたい品々を具体的にご紹介します。


開校時に揃えるべき事務用品・雑費項目品リスト

必須の事務用品

まずは、日々の業務を円滑に進めるために欠かせない事務用品です。

  • 筆記用具: ボールペン(黒・赤・青)、鉛筆、シャープペンシル、消しゴム、修正液・修正テープは、講師・生徒用だけでなく、受付や事務作業でも頻繁に使用します。多めに準備しておきましょう。
  • 紙類: コピー用紙は比較的多く消費します。A4サイズを中心に、必要に応じてB5、B4、A3サイズも用意しましょう。(※またはA3は使わない形式でもよいと思います。必要に応じて縮小コピー)ルーズリーフ、レポート用紙、メモ帳なども、授業や事務作業で役立ちます。
    ミスコピーしたものは捨てずに「裏紙」として再利用しましょう。
  • ファイル・バインダー: 生徒の個人情報、成績、連絡事項などを整理するために必須です。クリアファイル、個別フォルダー、リングファイル、パイプ式ファイルなど、用途に合わせて選びましょう。
    使いやすいのは、プラスチック2リング方式で、表紙をめくったときに、ポケットがついているものがオススメです。
  • 文房具: ホッチキス、穴あけパンチ、ハサミ、カッター、定規、のり、セロハンテープ、ガムテープ、ふせんなど、基本的な文房具は一通り揃えておくと便利です。
  • 印鑑: 認印はもちろん、必要であれば角印や代表者印なども準備しておきましょう。
  • 電卓: 料金計算や経費計算など、何かと使用頻度が高いです。
  • ホワイトボード・マーカー・イレーザー: 授業や説明会、講師間の情報共有に役立ちます。壁掛けタイプや移動式タイプなど、教室のスペースに合わせて選びましょう。
  • 掲示物作成用品: ポスターカラー、マジックペン、画鋲、マグネットテープなど、お知らせや掲示物を作成する際に役立ちます。

 ↑ こちらのリストはこまごまとしたものも入っています。値段は大方の平均的値段を示していますが、もっと安い商品があるかもしれませんので、
チェックしてみてください。


IT・通信関連

現代の教室運営には、IT・通信機器も欠かせません。

  • パソコン: 事務処理、生徒管理システム、オンライン授業、教材作成など、多岐にわたる用途で使用します。デスクトップ型かノート型か、用途や予算に合わせて検討しましょう。再生品や中古でも十分に機能を果たせると思いますが、あまりOSが古いと使いにくいだけでなく、処理スピードが遅いので、少なくともwindows 11搭載で、ハードディスクタイプではなく、SSDタイプのものを選ぶようにしましょう。(※2025年現在)
  • プリンター・複合機: 印刷、コピー、スキャンなど、一台あると非常に便利です。インク代やトナー代も考慮に入れましょう。
    複合機についてはリースにするか、買い取りにするかですが、ランニングコストと支払い総額などもよくチェックして検討していくとよいでしょう。
  • インターネット回線: 安定したインターネット接続は、オンライン授業や情報収集、生徒管理システム利用のために必須です。特に教室内でタブレット端末はノートパソコンを多く導入して、オンデマンド配信やネットでの授業を実施する場合には、Wi-Fiも必須です。
    (※ギガらくWi-Fiなど)
  • 電話機: 生徒や保護者からの問い合わせ対応に必要です。固定電話のほか、携帯電話も連絡手段として活用できます。固定電話は家庭用ではなくビジネスホンを使うとよいです。(中古でもかなり安いです)
    また、実際の固定電話ですが、NTTによる通常電話や、zoomフォンなども検討の中に入れてみましょう。
    (※クロスM&Aはzoomフォンを使っています。こちらは月額利用料金がかなり安く、通話品質も良いです。その代わりサポートの対応が外国人であることが多いため、日本語がうまく伝わっていない感覚があります。
    メールでのサポートも同様です。
    サポートが必要な理由は、提示されるマニュアルがかなりわかりにくいからです)

  • シュレッダー: 生徒の個人情報や重要書類を廃棄する際に使います。手動のもの、電動のものがあります。電動でも4,000円から5,000円程度です。
  • 外部記憶媒体: USBメモリや外付けHDDなど、データのバックアップ用に用意しておくと安心です。またはオンラインストレージへの保存が大変便利です。
    業務を進行していくと、パソコン内に多くのデータや書類、画像などを保存していくことになります。万が一に備えて、データについては外部保存していくようにしましょう。

    例)DropBox、icloud、googleドライブ、OneDriveなど


清掃・衛生用品

教室を清潔に保つことは、生徒や保護者への印象だけでなく、衛生管理の面でも重要です。

  • 掃除機: 教室の広さに応じて、コードレスタイプや業務用など適切なものを選びましょう。

掃除機は、フィルターのないタイプと、紙フィルタータイプがありますが、フィルターレスは、ダイソンなどの高級機種じゃない限りは、ネットで売っている格安のものはオススメしません。理由は、すぐに吸引力に不満を感じるようになるからです。
それよりもランニングはかかるかもしれませんが、吸引力が落ちず、長年にわたり使えて上部なのはやはり日本製(日立など)の紙フィルターの掃除機です。
今まで掃除機は、20台以上購入しましたが、最終的な結論です。

  • ほうき・ちりとり: 軽微なゴミの掃除に便利です。

机の上の消しゴムのカスなどは100円ショップのミニほうき、ミニちりとりがセットになったものを置いておくと、生徒が自ら掃除してくれるようになります。

  • 雑巾・ウェットティッシュ: 机や椅子の拭き掃除、手垢の除去などに使います。

雑巾で十分です。100円ショップで3枚100円で売っている雑巾が使いやすいです。ウェットティッシュは、拭いた後に多少べたつき感がありますので、雑巾で拭き上げるようにしましょう。

  • 洗剤: フロア用洗剤、窓ガラス用洗剤、トイレ用洗剤など、用途に合わせたものを準備しましょう。
  • ゴミ箱: 各部屋に設置し、分別が必要な場合は分別用のゴミ箱を用意しましょう。

形状としては円柱型よりも角柱型のほうがフロアに収まりが良いです。またスペース的にも円柱型は伊意外とスペースをとります。

  • 除菌スプレー・アルコール消毒液: 感染症対策として、生徒が使用する机や椅子、ドアノブなどの除菌に活用しましょう。受付や各教室に設置することも検討しましょう。
  • ハンドソープ: トイレや手洗い場に設置します。
  • ペーパータオル・トイレットペーパー: 消耗品なので、常にストックを切らさないようにしましょう。
  • マスク: 講師やスタッフ用として、予備を準備しておくと良いでしょう。

消耗品・雑費

細々としたものですが、これらがないと日々の運営に支障が出ます。

  • ティッシュペーパー: 教室や受付に常備しておくと便利です。
  • トイレットペーパー: 定期的に補充が必要です。
  • ゴミ袋: 各ゴミ箱のサイズに合ったものを準備しましょう。
  • 電池: 時計やリモコン、ワイヤレスマウスなどに使用します。様々なサイズを用意しておくと良いでしょう。
  • 電球・蛍光灯: 照明が切れた際の交換用に予備を用意しておくと安心です。
  • 常備薬・救急用品: 絆創膏、消毒液、胃腸薬、頭痛薬など、簡単な救急箱を用意しておくと安心です。
  • 来客用スリッパ: 保護者などが来校した際に必要です。

内部が土足禁止の場合はスリッパが必要ですが、こちらは100円ショップのものよりもアスクルなどネットショップで売っているもののほうがオススメです。
100円ショップのものは、すぐに壊れてしまうからです。

↑ こちらはアスクルの「レザー風外縫いスリッパ」の画像です。アフィリエイトとかではありませんので、ご安心ください。

長年こちらを利用させていただいていますが、前あきで、蒸れず、つくりがしっかりしていて、男女ともに使えますので、オススメです。

  • 茶葉・コーヒー: 来客用や休憩時間用に用意しておくと良いでしょう。
  • お菓子: 生徒へのご褒美や、イベント時などに活用できます。
  • その他: 延長コード、ドライバーセット、軍手など、ちょっとした修繕や作業に必要な工具類も用意しておくと便利です。


防災用品・セキュリティ用品

万が一の事態に備え、以下の品々も準備しておきましょう。

  • 消火器: 定期的な点検も忘れずに行いましょう。
  • 避難経路図: わかりやすい場所に掲示しましょう。
  • 非常用持ち出し袋: 懐中電灯、ラジオ、非常食、飲料水などを入れておくと安心です。
  • 防犯カメラ: 教室の安全管理のために検討しましょう。
  • : 各部屋の鍵、ロッカーの鍵など、セキュリティ管理を徹底しましょう。

準備のポイント

  • リストアップと優先順位付け: 上記を参考に、まずは必要なものをすべてリストアップし、優先順位をつけましょう。
  • 予算の設定: 開校時の初期費用として、これらの費用をしっかりと計上しましょう。
  • 購入先の検討: 大量購入する場合は、事務用品専門店やインターネット通販などを活用するとコストを抑えられます。
  • 在庫管理: 開校後も、消耗品を中心に定期的に在庫を確認し、発注する体制を整えましょう。
  • 生徒数や教室規模に応じた調整: 上記はあくまで一般的なリストです。生徒数や教室の広さ、提供する習いごとの種類によって、必要なものは異なります。ご自身の教室に合わせて調整してください。

これらの準備をしっかり行うことで、開校後の運営がよりスムーズになり、生徒も安心して学習に取り組める環境が整います。頑張ってください!

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