よい出会い、よい案件、よい物件とのめぐり合い
数多く出回っているかもしれない案件の中で、これだ!と思えるぐらいのベストなもの意外と最初のインスピレーショインが大切
すべての項目の最高を目指す!?
・・という感覚で案件探しをやったときには、なかなかチャンスにはめぐり合えないかもしれません。これは不動産なども同様だと思います。日当たりや立地は最高なんだけど、部屋の間取りが想定したものと違う、周囲環境は良好だけど、駐車場がない・・・などです。
譲受(買収)を考える際のチェック項目をまとめておき、10点満点評価などで自分なりに評価する方法をとってもいいかもしれません。
◆場所
自宅から通うことになるのですから、やはり場所は重要です。あまりにも遠いと教室の管理がとても大変です。教室長がいる場合であっても、オーナーが行く機会がないと野放図になるため、やはりなるべく近距離の場所を選んだほうが良いでしょう。
◆譲渡金額の確認
まずは基本的なことで、税込なのか税抜なのか、どこまでが譲渡対象なのかなどを聞きながら、総額が自分のイメージと合致するかどうかを確認していきます。
また後々のトラブル防止のために、なるべく早い段階で財務的な内容にかかるDD(デュー・デリジェンス)を打診しておくとよいでしょう。当方は、準DDと称して、早めに情報を提供いたします。
◆内外の様子をまずは画像で
スマホでの撮影でも全く問題ありませんので、現オーナー様へアドバイザーを通して多くの画像を提供してくださるよう打診してください。
【外から】
正面から、右手から、左手から、入り口付近、照明の状態、外向けの掲示物の状況、自転車置き場があるかどうかがわかるもの、看板など。
【内部】
授業実施の机の様子、壁の様子、床の様子、空調、換気扇、トイレ、整理棚、書棚、テキストの様子、複合機、教室責任者の机周辺、面談スペース、など。
◆データと画像のチェックが終わったら実際に現地へ
一度は現地へ出向いて、内外を細かくチェックするようにしましょう。疑問があったら、現オーナー様に質問をすれば、しっかりと答えてくれます。
注意点としては、伺う時間帯です。事業売却をオーナー以外に知らないケースもあります。
その点を考慮して、可能な限りは講師や生徒がいない時間帯が話もしやすいのではないかと思います。
タイトルのとおり、全部が満点じゃなければ・・・というスタンスですと、あらさがしのようになってしまい、譲渡主様にもその気持ちが伝わってしまいます。
譲渡主様(売り手)の方にもそれぞれ事情があり、譲受様(買い手)の方にもそれぞれ事情があります。お互いのお気持ちをしっかりと汲み取って、間にたち、まとめていくのが私たちアドバイザーの役割です。
どちらかに気持ちの肩入れをすることはありません。
冷静にお互いの主張をしっかりと伺って、落としどころをきちんと詰めていくのです。
そのために必要なのは、お互いの正直なお気持ちだと思います。
M&Aには売り手・買い手にメリットがあります。
売り手は売却資金でその後の事業選択と集中が出来るメリット、買い手は既存のブランドや顧客、従業員などの経営基盤を譲り受けることでスピード感のある経営が出来るメリット。双方の目的が合致すれば譲渡が完成するのです。
双方がやらなくてはならないtodoはたくさんあります。
一つ一つの業務を迷うことになく、スピーディに対応できるように細かくセッティングをしていくこと、これもクロスM&Aが得意とするところです。