「塾を売却する」のは、負けじゃない。——あなたの人生と塾の未来を守るためのM&A

学習塾M&A3つのステップ
ステップ1:まずは相談から始める
ステップ2:あなたの想いを整理する
ステップ3:信頼できるパートナーを見つける

学習塾という仕事を通して、長年地域に根差し、子どもたちの成長を支えてきたオーナー様。

ご縁あってこちらの記事をご覧頂けたことを想定し、私は気持ちを込めて書かせて頂きます。何故なら、私自身も同じ立場での業務を行っていますし、恐らくは学習塾という仕事の苦楽は同じような経験をしてきているからです。

朝から晩まで生徒のために尽くし、時には生徒や保護者からの相談に乗り、時には教室内における問題や課題に向き合い本当に身を粉にして勤務されているかと存じます。

自分のことを後回しにして生徒と保護者のために奔走してきた日々を回顧すれば、色々な想いが駆け巡ることでしょう。

しかし、ふと立ち止まって、ご自身の将来を考えたことはありますか?

今回は、初めに私自身の実話からです。

事例(実話)コーナー

【実例(実話)】


私は今まで「立ち止まる」ということをあまりしてきませんでした。オーナーですので、どちらかと言えば、馬車馬でした・・・。長い20年に渡るサラリーマン時代に休んだことは3日程度です。

ところが、そんな自分にまさかのコロナ罹患が襲いました。
正直な告白をすると、新型コロナの出始めの頃、私はその病気を軽く考えていました。何故なら「風邪のウィルス」だからです。
ところが、自分が罹患し、なんと16日間も病床に臥せたときに、さすがの私も不安になりました。入院を希望しても当時は病院のベッドの空きなどありませんでした。
熱は下がってもまた上がる・・・そんな繰り返しでした。

来る日も来る日も「今日は熱が下がるだろうか」とさすがに2週間熱が下がらないと気持ちも滅入るものです。
結局、酸素吸入の大きな機械が持ち込まれ、点滴などをたくさんやって、体力を維持しつつ熱が下がるのを待つしかありませんでした。

トイレに行くのもフラフラの状態で、スマホを手に持つ元気も出ませんでした。体重は10キロぐらい減りました。食べる気力もなかったです。

さすがによぎりました。


「こんなに休んでしまって教室は大丈夫だろうか」
「昔に比べて確実に体力がダウンしている・・・」

このように、自分は大丈夫だと思っていても、突然襲ってくる何かというものは、それが目に見えないこともありますので、さすがに自分自身が受け入れるまで時間がかかります。



「このままいつまで続けられるのだろうか」
「後継者が見つからない」
「病気になったら、この塾はどうなるんだろう」

もし、あなたがそんな漠然とした不安を抱えているのなら、この記事が心に安らぎをもたらし、少しでも希望を見出すきっかけになることを願っています。


「塾の売却」は、事業の失敗ではない

事業を売却する、と聞くと

・「うまくいかなかったから手放す」
・「経営に失敗した」

といったネガティブなイメージを持つ方が少なくありません。自分自身の心の整理をうまくつけなければなかなか売却の決断は出来ません。

また、自分以上に、他人がどう見るのかという部分も相俟ってなかなかその重要な決断が出来ないかたもいらっしゃいます。

特に、学習塾のように「先生」という個人が看板となり、人と人との繋がりを大切にしてきた事業であれば、なおさらでしょう。

学習塾で店舗を構えての活動をしている場合には、やはり地域密着の業態としてだんだんと認知され、その内部にいるオーナーや塾長、講師たちは皆「先生」と呼ばれます。

先生というのは、人を導く立場にある人への敬称です。学習塾の仕事を開始されたときに、保護者や生徒から「先生」と呼ばれた初日のことを思い出してみてください。

そこにいるだけで「先生」と呼ばれたのです。
身も心も引き締まる思いでしたよね。

地域に根差し、近隣の学校の特性などもわかってきますし、塾の運営をしていれば、私立、公立の先生とか広報の方、教務主任や時には教頭先生や校長先生などが来塾するようになります。


塾という仕事は、子供たちの学習を補助する場所ですので、色々な付き合いが出てくるのです。

だからこそ、「売却」となれば、自分がまるで持ち場から逃げ出すかのように、自分自身を責めてしまう方もいらっしゃいます。

しかし、それは大きな誤解です。

塾の売却は、あなたが築き上げた事業と、それに携わる人々の未来を守るための、前向きな「事業承継」の選択肢の一つに過ぎません。

長年経営者として奮闘し、事業を軌道に乗せてきたあなたの功績は、決して色あせることはありません。むしろ、M&Aによって、あなたが育てた塾の価値は新しい経営者に引き継がれ、さらに大きな舞台で輝くチャンスを得るのです。

これは決して、事業の終焉ではありません。

あなたの「先生」としての人生は終わりを迎えても、塾というあなたの分身は、新たな命を吹き込まれ、永続していくのです。

あなたがM&Aを検討すべき3つの理由

もしあなたが、「いつか引退したい」「でも、この塾を閉めるのは忍びない」という葛藤を抱えているのなら、M&Aはまさにその悩みを解決する最善の策です。


具体的に、M&Aがもたらすメリットを見ていきましょう。

1. あなたの人生の『重荷』から解放される

塾の経営は、想像以上に重い責任を伴います。生徒の成績向上、保護者からの期待、従業員の生活、そして日々増える経営課題…。これらすべてを一人で背負い、精神的・肉体的にも疲労が蓄積しているのではないでしょうか。

M&Aによって事業を譲渡することで、あなたはこうした経営の重圧から完全に解放されます。引退後の生活を、趣味や旅行、家族との時間など、心からやりたいことに充てられるようになります。

もちろん、譲渡後に新しいオーナーの方に、自分の運営のコツや手法、哲学などの息吹を投入していくため、しばらくは見守るというスタイルでもいいでしょう。

だんだんと手離れしていく過程の中で、今後の自分をゆっくり考えてもいいのではないでしょうか。

これは、あなたがこれまで頑張ってきた自分自身への、最高の『ご褒美』なのだと思うようにしてみてください。

2. 大切な『財産』が未来へ続く

あなたが長年築き上げてきたのは、単なる事業ではありません。それは、地域の子どもたちの学習意欲を育み、未来の可能性を広げてきた、かけがえのない「教育の場」です。

後継者が見つからずに廃業を選べば、その場所は消滅してしまいます。しかし、M&Aによって、あなたの塾は新しい経営者に引き継がれ、あなたの教育理念や指導ノウハウは、そのまま生き続けます。

もしかしたら、新しい経営者の資本力やノウハウによって、あなたの塾はさらに発展し、より多くの生徒を救うことができるかもしれません。

あなたが作り上げた「宝物」が、次の世代へと受け継がれ、さらに大きな輝きを放つ。これほど素晴らしい未来はないのではないでしょうか。

3. 従業員と生徒の『安心』を守る

塾の閉鎖は、従業員にとって職を失うことを意味し、生徒にとっては慣れ親しんだ学びの場がなくなることを意味します。

M&Aは、この不安を解消する強力な手段です。

多くのM&Aでは、買い手企業が従業員の雇用をそのまま引き継ぐため、長年苦楽を共にしてきたスタッフは、安心して働き続けることができます。また、生徒も、これまでと同じ場所で学びを続けることができ、新しい環境への戸惑いを最小限に抑えられます。

あなたの決断は、あなたの人生を豊かにするだけでなく、多くの人々の未来をも守ることにつながるのです。


M&Aの『不安』を解消する3つのステップ

「そうは言っても、M&Aってどうすればいいか分からない」

そうお考えかもしれません。しかし、安心してください。M&Aは決して、難しい専門家だけが知る特別な取引ではありません。正しいステップを踏めば、誰でもスムーズに進めることができます。

ステップ1:まずは『相談』から始める

いきなり売却を決断する必要はありません。まずは、信頼できるM&Aアドバイザーや仲介会社に「話を聞くだけ」で構いません。

専門家は、あなたの塾の価値を客観的に評価し、M&Aが本当に最適な選択肢なのか、もしそうであれば、どのような進め方があるのかを丁寧に説明してくれます。

この段階では、一切の費用はかかりません。まずは、あなたの悩みや希望を率直に話してみましょう。

ステップ2:あなたの『想い』を整理する

M&Aは、単に塾を売ってお金を受け取るだけの取引ではありません。あなたが長年築き上げてきた「想い」や「こだわり」を、次の経営者に引き継ぐためのプロセスです。

「どんな教育方針の企業に引き継ぎたいか」「従業員は全員引き継いでほしい」「塾の名前は残してほしい」

など、あなたの希望をできるだけ明確にしておきましょう。これにより、専門家はあなたの理想に近い買い手企業を探しやすくなります。

ステップ3:信頼できる『パートナー』を見つける

M&Aを成功させる鍵は、あなたと買い手企業の間に立ち、交渉を円滑に進めてくれる信頼できるパートナー(M&A仲介会社やアドバイザー)を見つけることです。

  • 実績: これまでの成約実績や、学習塾業界に特化した知識があるかを確認しましょう。
  • 誠実さ: あなたの想いに寄り添い、メリットだけでなく、リスクも正直に説明してくれる担当者を選びましょう。
  • 費用: 成功報酬や着手金など、費用の体系を事前にしっかりと確認しましょう。

焦らず、時間をかけて、あなたにとって最善のパートナーを見つけてください。

さあ、一歩踏み出してみませんか?

これまでずっと、生徒や従業員、保護者のために走り続けてきましたオーナー様。

いかがでしたか。

そろそろ・・今度は、ご自身のために、そしてあなたが愛する塾の未来のために、一歩踏み出す番です。

あなたが築き上げた財産は、終わらせるべきではありません。むしろ、その価値を最大限に高め、次の世代へとつなぐ選択肢が、すぐ目の前にあるのです。

M&Aによって、あなたの人生の「終わり」ではありません。

それは、新たな章の始まりであり、あなたが歩んできた道が、より多くの人の未来を照らすための「光」となるのです。

さあ、まずは相談から。あなたの未来は、あなたの決断でいくらでも変えられます。

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