学習塾こそ、すぐにブランディングを確立して、顧客獲得をしていく必要がある!

起業する人のほどんどが夢を抱き想像する!
ブランド確立は想定以上に時間とコストがかかるもの

ブランド確立には「時間とコスト」が膨大にかかるもの

このテーマはとても重要ですので、最初に「実例(実話)」から入ってまいりましょう。


事例(実話)コーナー

【実例(実話)】

こちらのサイトでは、この実例(実話)がところどころに書かれています。この理由は、一つです。皆さんに失敗してほしくないからです。失敗した事例も恥ずかしげもなく書いていきますし、当然うまくいった事例も書きますのでご参考にしていただければ幸甚に存じます。

さて、「このテーマ」と申しますのは「ブランド確立」です。

これが大変に時間とコストがかかることは、経験された方であれば、よく理解いただける内容かと思います。

例えば芸能人の方々がグランプリを取ったりして、一気にそこからブレイクして・・・というシーンをテレビで観ますが、とかく私たちはそこからのブレイクぶりを自然に傍受します。
しかし、そこの至るまで、スポットライトを浴びるまでに苦節10年とか、、、そんな逸話もついて回りますよね。

ブランドとはそんなものだと思います。

この世の中にある商品やサービスのほとんどが、一発屋のように登場しては消えているのです。今、私たちが日常の中で可視化できている商品やサービスは消えていったそれらの上にある極めて一部でしかないということを意識してほしいのです。
氷山の一角です。

そうならないために、ブランドを確立した大企業は、CMをやめません。

テレビ、ラジオその他のネット広告、動画の途中に紛れ視聴中に流れる広告、Amazonプライムの中で入り込む広告、大きな会社でもずっとやめずにブランド維持と新たなファン層獲得及び、新しく生まれ変わった企業やサービスをいち早く多くの人に知ってもらうため徹底します。

そのようにしていかないと、ライバル企業に打ち勝つこともできないからです。
その他大勢の中に簡単に埋もれてしまうからです。

世に出るため、脚光を浴びるため、スポットライトを浴びるためも努力も壮絶ですが、その後の努力継続も永遠に続くのか・・・と思えるぐらいやはり時間とコストは甚大です。

学習塾や習いごとのブランド確立というのは、どの程度の時間とコストがかかるか想像つきますでしょうか。

私の知り合いは、このブランド確立にほぼすべてを尽くしてしまいました。
こちら千葉県は首都圏ということもあり、入試においては非常に熱度が高い県であると思います。中学生を専門とした集団と一部指導を指導にする塾を運営していました。

・手書きのような印刷物
・地域密着型で、地域新聞や地元郵便局でのチラシ配布
・机や椅子などの什器それから家賃など、削れるところは削りまくるスタイル
・講師はほとんど雇わず自分(オーナー一人)が回していく方式
・地元感を思い切り出すために最寄りの駅名を塾のネーミングの最初につけました
・塾代の安さを前面に出した広告内容

少々変わった方ですが、情熱はあり教えることが好きだったのでしょう。とにかく生徒への指導に全力で尽くして、料金も下げて(実際これで運営できるのだろうか・・・ぐらい下げていました)広告では手書きっぽいものでの訴求を、けっこう繰り返していたのですね。

「自分が真剣に取り組んでやっていけば自然と人は集まってくるはず」

これが彼の口癖でした。
でも、結果どうなったかというと、突然終わってしまったのです。限界をはるか昔に超えていたのではないかと想像しましたが、M&Aの売り物に出ていました。
でもずっと買い手はつかず、そのままクローズしてしまったのです。

「自分は絶対に正しいことをやっている。自分の尽くす姿をきっと保護者さんも見てくれている」
「この塾がもっと広がっていけば、学校内の生徒の2割ぐらいは通ってくれるようになるはずだ」

とても真剣に話をしてくれて、いつでも真面目でしたので、私も真面目に対応していました。でも「真面目過ぎる」「尽くしすぎている」といつも感じていました。

いかがでしょう。
やり方はどうあれ、ブランドを確立していこうとするスタンス、そのための行動及びかけた時間とコストはそれなりです。

でも・・・残念な結果になっているのです。

これ、気づかれた人もいらっしゃると思いますが、ランチェスター戦略です。小回りを利かせて意思決定を早くして、近場を徹底して攻めているスタイルです。

教科書のとおりやったとしても、やはり何かがずれてしまう、何かが違う方向に向いてしまう、またはその他の何かがきっかけで、成功の逆になってしまうのです。
それぐらい、ブランド確立というテーマは容易ではないということを是非知っておいてほしいです。

皆、

「おおお!これはきっと多くの人がびっくりする!」
「こ、これは画期的だ!間違いなくヒットする!

そう思って信じて取り組むのです。その時たいていの人はまっしぐらです。まっしぐらになれば、全部成功するのであれば、このように失敗する起業家はいないです。



現代の教育市場、特に学習塾業界は、少子化の進行、教育制度の多様化、そしてデジタル化の波により、かつてない競争環境に置かれています。

このような状況下で、新規の学習塾が生き残り、成長していくためには、早期のブランディング確立と、それに基づく効率的な顧客獲得が絶対に必要となります。

「良い教育を提供していれば、いつか生徒は集まる」という時代は終わりを告げました。

資本力に乏しい新規参入者が、この激戦区で成功を収めるための最も現実的で、かつリスクの低い戦略こそ、立された学習塾フランチャイズ(FC)への参加であると断言します。

一番上の画像内にも書きましたように、起業する人のほどんどが夢を抱き想像します。これはどういうことかと言うと、没入感です。
発想と考えと企画とその後の想像に酔ってしまう状況と言えます。

例えば、今であれば、Chat GPTとかGeminiとかを利用してみて、「●●というビジネスアイディアがあるのだけどどう思う?」

こんな風に問いを投げてみてください。

きっとAIは、最初に称賛してくれることでしょう。
ここから「酔い」が始まる、それが現代です。AIがないころは、ネットで調べものをします。
起業をする人は調べものにも余念がないので、いろいろと調べることでしょう。

・そのサービスが世の中にあふれている場合
・そのサービスがどこにも見当たらない場合


起業をする人たちは、この両方で歓喜するのです。

「だったら、俺はこのありふれたサービスのこの部分に新風を吹き込んで!」
「だったら、私が今からこのサービスをつくってやる!」


そのような意気込みで燃えるのです。

そうです。

没入するということは、下手すると自分の視野を思い切り狭めてしまうリスクもあるということなのです。

さて、本論ですが、ブランド確立にコストと時間が膨大に割かれてしまう可能性を踏まえて、もし、スタートダッシュをきめたいということであれば、やはり正直な意見としてFC参加をオススメいたします。

1. 競争激化する市場と新規参入者の課題

学習塾市場は、従来の個別指導塾や集団指導塾に加え、オンライン教育サービス、AIを活用した学習ツールなど、様々な形態のサービスが溢れています。

この混沌とした市場で、無名の新規塾が「選ばれる存在」になることは、想像以上に困難です。

新規参入者が直面する主要な課題は以下の通りです。

  • 認知度の壁: 地域住民や保護者に対して、そもそも「ここに新しい塾ができた」ことを知ってもらうこと自体が一苦労です。
  • 信頼性の確立: 教育は子どもの将来を左右する重要なサービスであり、保護者は実績や評判のない塾に大切な子どもを預けることをためらいます。信頼ゼロからのスタートは極めて不利です。
  • 経営資源の分散: 教育内容の開発、教室運営、生徒募集、財務管理など、すべての業務を一から構築する必要があり、初期の貴重な資本と時間が分散してしまいます。

これらの課題を乗り越え、早期に事業を軌道に乗せるためには、時間とコストを劇的に短縮する戦略的優位性が必要です。その優位性こそ、フランチャイズが提供する既存の「ブランド力」と「システム」に他なりません。

ノーブランドからの開始でもFC加盟での開始でもコストはかかります。
コスト0円での開始は無理です。
まずはコストはかかるものという前提で言えば、

・どれぐらいのコストがかかるの?
・どれぐらいの時間がかかるの?


端的に言えば、この2つの問いに終着します。

2. ブランド浸透にかかる期間と、そのコスト・時間の問題

★この章の内容は、極めて重要です!!

無から有を生み出し、市場にブランドを浸透させるためには、膨大なコストと期間が必要になります。

2-1. 浸透までにかかるコストと時間

自前で学習塾のブランドを構築しようとする場合、そのプロセスには以下のようなコストと時間が不可避的に発生します。

  • ネーミングとロゴの開発: 専門のデザイナーやコンサルタントへの依頼費用。
  • コンセプト設計と教育内容の開発: 数ヶ月から1年以上を要する試行錯誤と、人件費。
  • 広告宣伝費(マス広告・デジタル広告): ブランド名を「知ってもらう」ための初期の広大なリーチを確保するためには、地域に根差した看板広告、チラシ配布、ウェブマーケティングに多額の投資が必要です。一つの地域で信頼できる認知度を獲得するには、最低でも2~3年の時間軸と、数十万から百万円単位のマーケティング予算が一般的です。
  • 「安心」の証明: 口コミや合格実績が積み上がるまでには、最低でも最初の卒業生が出るまで、すなわち3年程度かかります。この間、ブランドに対する「安心感」は希薄なままです。

フランチャイズに参加すれば、この「ゼロから信頼を築き上げる期間」をほぼゼロにすることができます。

既存のFCブランドは、既に大規模なウェブプロモーションで全国的な認知度を持ち、保護者層にも「あの塾なら知っている」「合格実績がある」という信頼感が浸透しています。

加盟した瞬間から、その長年培われた無形の資産(ブランド信頼)を即座に活用し、集客活動を開始できます。

これは、自力でのブランディングに費やす時間とコスト(数年間と数百万円)を丸ごとスキップできることを意味します。


事例(実話)コーナー

【実例(実話)】

独自ブランド(ゼロからのスタート)

独自ブランドの場合、ブランドの存在を地域住民やターゲット層に知ってもらうのに初期段階で最も多くの時間とコストがかかります。

項目概要期間の目安
認知度獲得ゼロから信頼を築く必要がある。口コミや地域での評判が広がるまで時間がかかる。6ヶ月〜1年程度
初期集客ポスティング、Web広告、内覧会などを駆使し、テストマーケティングを繰り返す必要がある。非常に高い労力とコスト
安定集客認知度が向上し、**成功事例(合格実績など)**が蓄積されれば、安定する。開校から1年半〜2年後

初期の生徒数: 開校当初は集客に苦戦しやすく、損益分岐点を超えるまでに時間がかかる傾向があります。

費用対効果: 広告宣伝費の単価が高くなりやすい(誰も知らないブランドへの投資となるため)。

FC(フランチャイズ)加盟(既存ブランドの活用)

FCに加盟する場合、すでに本部が確立したブランド力と集客ノウハウを利用できるため、認知獲得と初期集客のフェーズを大幅に短縮できます。

項目概要期間の目安
認知度獲得知っているブランドの塾であれば、開校時点から一定の認知が得られます。開校と同時
初期集客本部提供のマニュアル既存の成功事例に基づいた集客戦略を実行できる。比較的早い段階で生徒が集まりやすい
安定集客開校当初から安定した生徒数を確保しやすく、早期に黒字化を目指しやすい。開校から半年〜1年後

初期の生徒数: 知名度があるため、開校直後から一定数の問い合わせが見込め、早期に事業を軌道に乗せやすいです。

費用対効果: 本部のブランド力により、広告の反応率が高くなることが期待できます。

上記で認知度獲得の箇所で「開校と同時」としたのは、オーバートークに見えるかもしれませんが、
学習塾を店舗展開する際の立地選定にもよりますが、

「あそこに塾が出来たんだね」というのは、お子さんのいるご家庭ではすぐに認知されます。


そして今の時代特有の運営上のハードルがあります。

3. システム開発を一からやるのは、非常にリスクが高い

学習塾運営は、単に授業をするだけではありません。

生徒の成績管理、講師のシフト管理、授業料の請求・支払いシステム、生徒・保護者とのコミュニケーションツール、そして何より質の高い教材と指導マニュアルなど、高度な運営システムが必須です。

3-1. 独自のシステム開発に伴う多大なリスク

自前でこれらのシステムを開発・導入しようとすると、以下のリスクと負担が生じます。

  • 開発コストと時間: 成績管理システム一つとっても、外部ベンダーに依頼すれば数百万円の初期費用と、機能実装までに半年以上の時間を要します。すべてを自作するのは非現実的です。
  • バグと運用トラブル: 独自のシステムは、必ず初期段階でバグや運用上の問題が発生します。その都度、改修費用と時間がかかり、最も重要な「教育」に集中できなくなります。
  • 法規制とセキュリティ対応: 生徒の個人情報(成績や氏名)を扱うため、厳格なセキュリティ対策と法規制(個人情報保護法など)への対応が不可欠です。専門知識のない状態でこれをクリアするのは、非常に困難でリスクが高い行為です。
  • 教材の陳腐化: 教育内容や指導方法は常に進化しています。自前で開発した教材やカリキュラムは、時代や入試制度の変化に対応するために、常にアップデートが必要です。その労力は、塾経営者の主要な業務を圧迫します。

フランチャイズ本部は、これらのシステム、教材、運営ノウハウを、長年の運用経験と大規模な投資によって最適化し、加盟塾に提供します。加盟者は、システム開発や教材改訂の費用を負担することなく、即座に完成された、実績のあるツール群を使用できます。

これにより、

塾経営者は本質的な「生徒指導」と「地域での集客活動」に全精力を集中させることが可能になります。

システム系は整えておく必要があります。
これは必須ですので、好む好まざるかかわらずの問題になってまいります。

システムの利用は、仕事の効率化、利便性、迅速化、整備になくてはならないものです。すべてをアナログで管理していけば、自分自身が管理できるパイがおのずと限られてしまうのです。

10名、20名規模の生徒さんであれば、アナログ管理でも対応できますが、生徒さんが増加していき、講師の数も増えてくれば、そうも言ってはいられません。

何かしらの遅れてしまう業務が必ず出てきます。

そのときに失う信用のほうがかけるコストより大きいのです。
したがって、好む好まざるにかかわらずシステム導入は必須だと言えるのです。

4. 小資本で初めて早めに資本回収するための方法はやはりFC参加

新規事業を成功させるための鉄則は、「初期投資を抑え、早期に売上を立て、資本を回収する」ことです。

学習塾の開業は、内装費、設備費、人件費、そして前述のブランディング・システム開発費など、初期投資がかさみがちです。

4-1. FC参加による資本回収の加速

フランチャイズへの参加は、この資本回収のスピードを圧倒的に高めます。

  • 初期投資の圧縮: FC本部は、最適な内装レイアウトや必要な備品を標準化しており、無駄な設備投資を防ぎます。また、教材やシステムを一括購入・リースすることで、自前で開発するよりも遥かに安価に導入が可能です。
  • 即座の売上発生: 最も重要なのは、ブランド力による集客効果です。既存ブランドの信用力を活用することで、開業前から生徒募集のプロモーションを効果的に展開でき、開業直後から一定数の生徒(売上)を確保できる可能性が高まります。自力で生徒が集まるまで数ヶ月~1年を要するリスクと比べ、FCは初期のキャッシュフローを劇的に改善します。
  • 運営ノウハウの提供: FC本部が提供する運営マニュアルや研修は、事業を成功させるための「成功の方程式」です。試行錯誤による失敗(=資本の浪費)を防ぎ、最短ルートで収益化を目指すことができます。

これらの要素が複合的に作用することで、自力での開業と比較して、損益分岐点の達成時期を大幅に前倒しし、小資本での早期の資本回収、すなわち「早期の事業安定化」を実現することができるのです。

結論:学習塾の成功は「時間」との勝負

学習塾経営における競争優位性は、どれだけ早く質の高い教育を提供し、地域社会に信頼されるか、という「時間」との勝負です。

自前での開業は、ブランド確立に3年、システム構築に1年、そして軌道に乗るまでにさらに時間を要する、非効率でリスクの高い道です。

中には、「自分は金儲けは一切考えていない」という方もいらっしゃるかもしれません。

資産がたっぷりあって、食べるに困らないのであれば、事業形態を変えて完全無料でやってもいいと思います。
しかしながら、大半の起業家は、基本はしっかりと利益追求していくことを考えます。
カスミを食っては生きていけないからです。

フランチャイズへの参加は、既に構築されたブランド、システム、ノウハウという「成功のパッケージ」を即座に導入し、最短で生徒を集め、教育に集中できる体制を整えることを可能にします。これは、市場が求めるスピード感と、新規参入者が渇望する初期の安定性を両立させる、最も賢明な経営判断であると言えます。

真に教育に情熱を持ち、地域社会に貢献したいと願うのであれば、その情熱を無駄な試行錯誤で消耗させるのではなく、確立された成功基盤の上で、最大の効果を発揮すべきです。学習塾の新規開業において、フランチャイズこそが、ブランディングと顧客獲得を最も迅速かつ確実に達成するための推奨戦略なのです。


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