「教える能力がないから学習塾運営はできない?」いえ!全くそんなことはありません。

新しい時代の塾は、古い考えの塾を駆逐する

はじめに

これから学習塾を開始しようと思われる方に、このテーマは 中には「耳が痛い」と言う方もいらっしゃるかもしれません。

勿論絶対ではないですが、長年の経験で行き着いた私の結論ですので、耳が痛い方、目が痛い方はスルーお願いいたします。

さて!

学習塾のオーナーを目指す方々の中には、一つの大きな誤解を抱えて立ち止まっている方が少なくありません。

それは、自分自身に勉強を教える高いスキルがないと、塾の経営は成功しないという思い込みです。

とんでもございません!

結論から申し上げます。教える能力がないことは、学習塾経営において弱点ではなく、むしろ最大の武器になります。

もしあなたが、自分は教えることが苦手だ、あるいは全く教えた経験がないと感じているのであれば、あなたは学習塾オーナーとして非常に高い適性を持っている可能性があります。なぜ、教えるスキルがない方が業績が上がるのか。その本質的な理由を詳しく解説していきます。


プレイヤーからマネージャーへの脱却

学習塾業界でよくある失敗パターンは、教えることが大好きなオーナーが、自ら教壇に立ち続けてしまうケースです。一見すると人件費が浮き、質の高い授業を提供できているように見えますが、ここに大きな罠が潜んでいます。

この方式で運営にドライブをかけることが出来るかどうか

考えてみたら、火を見るより明らかです。

オーナーが最高の講師である場合、その塾の成長限界はオーナーの労働時間に直結してしまいます。一日は24時間しかありません。オーナーが授業に没頭している間、経営にとって最も重要な仕事である「集客」「講師育成」「校舎環境の整備」「近隣校の分析」といった業務がすべて疎かになります。

一方で、教えることができないオーナーは、最初から人に頼るしかありません。

自分が教えられないからこそ、自分よりも教えるのが上手な講師を採用し、彼らが最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を作ることに専念します。これが経営の本質であるマネジメントです。

経営者が「教えない」ことで得られる3つのメリット

1. 顧客視点の徹底的な維持

教えるプロは、どうしても「どう教えるか」という指導技術に意識が向きがちです。しかし、保護者が塾に求めているのは、指導技術そのものではなく「成績が上がること」や「志望校に合格すること」、そして「子供がやる気になること」という結果です。

教えられないオーナーは、授業内容の細部に口を出す代わりに、顧客である保護者や生徒の満足度に敏感になります。

「最近、あの生徒の表情が暗いのではないか」
「この報告書の書き方では、親御さんに安心感が伝わらないのではないか」


といった、現場の講師が見落としがちな顧客ニーズを冷静に拾い上げることができるのです。

2. 組織としての再現性の追求

オーナーがカリスマ講師である塾は、そのオーナーがいなくなった瞬間に崩壊します。しかし、教えられないオーナーは、誰が担当しても一定の成果が出る「仕組み」を作ろうとします。

優れた教材の選定、効率的な学習カリキュラムの構築、ICT教材の導入など、属人的なスキルに頼らない運営体制を整えることに注力します。この再現性こそが、多校舎展開や長期的な安定経営には不可欠な要素です。

3. 圧倒的な集客スピード

学習塾は、生徒が来なければ始まりません。教えるスキルがあるオーナーは、ついつい「良い授業をしていれば口コミで広がる」という職人気質の考えに陥り、マーケティングを軽視する傾向があります。

教えることができないオーナーは、自分の価値を経営力で証明するしかないため、チラシの反応率、Webサイトの導線、入塾面談の成約率向上に心血を注ぎます。

結果として、開校初期から圧倒的なスピードで生徒数を確保し、経営を軌道に乗せることができるのです。


事例(実話)コーナー

【実例(実話)】

長年にわたり学習塾のオーナーをやっていると、やはり社員の雇用は必然化していきます。複数教室を持つことを決意したそのときから、新しい人材雇用を考えなくてはならないのです。

今まで何百人と面接をしてきました。
それは講師も教室長採用面接も合算で、ですが・・・。

教室長は社員である必要があるため(さすがにアルバイトに教室長を任せるのは、総体的な管理上無理があると思います)一つの教室を立ち上げるときには、少なくとも30人ぐらい、多ければ100人ぐらいの面接応募があります。

そして大きな大きな気づきがあるのです。

結論から申し上げて、

教室長経験が「ない」人のほうが採用後の業績は、ほぼ99%あがります。
逆に言うと、
教室長経験が「ある」人は最悪、渡り鳥になる可能性があり、なんだかんだ移動しますので、履歴書を見れば一発で転々としている事実がわかります。

はい、これは結論です。
それ以外の「いや違う」という結果は経験上は、1%もありません。

未経験でも 正しい感覚を持っている人、誠意のある人を採用すべきです。


学習塾オーナーが本当に集中すべき仕事とは

学習塾の仕事は、大きく分けて「指導」「運営」「経営」の3段階に分かれます。

多くのオーナーが「指導」と「運営」に時間を取られ、本来最も時間を割くべき「経営」に手が回りません。

下手すると、生徒への指導こそが命!みたいに思っている人もいますので、
たまに恐ろしくなります。

その・・・いつまでもプレイヤーでいたいなら、教える講師専門で社員採用をしているところに応募したらよろしいです。

そう!

教えるスキルがないあなたは、最初から「経営」の椅子に座ることができます。具体的に、業績を上げるオーナーが日々どのような業務に没頭すべきかを見ていきましょう。

講師のモチベーション管理と採用

塾のサービスを形作るのは講師です。自分に教える能力がないからこそ、講師を尊敬し、彼らが気持ちよく働ける環境を整えることができます。

「どうすれば学生講師が責任感を持って授業に臨んでくれるか」
「どうすればプロ講師がこの塾で長く働きたいと思ってくれるか」


この問いに向き合い、適切な評価制度やコミュニケーションを構築することが、結果として授業の質を底上げします。

地域一番の相談役になる

生徒に勉強を教えるのは講師の役目ですが、保護者の不安を受け止め、進路の指針を示すのはオーナーの役目です。

最新の入試情報を収集し、地域の学校の動向を把握し、保護者に対して説得力のあるコンサルティングを行う。

これは教科指導のスキルとは全く別の能力です。 「この塾長に相談すれば安心だ」という信頼を勝ち取ることが、退塾率を下げ、紹介を生む最大の要因となります。

数値管理と投資判断

売上、経費、利益といった数字をシビアに管理することも経営者の重要な仕事です。

広告宣伝費にいくら投じるべきか、新しい備品をいつ導入すべきか、利益をどのタイミングで次の展開に回すべきか。

授業に追われているオーナーは、これらの判断を感覚で行ってしまいがちですが、経営に専念しているオーナーはデータに基づいた論理的な意思決定が可能です。


弱みを強みに変える思考法

もしあなたが、未経験から塾を始めることに不安を感じているなら、その不安を「謙虚さ」という武器に変えてください。

自分が教えられないからこそ、現場の講師の声に耳を傾けることができます。 自分が勉強が得意ではなかったからこそ、勉強が嫌いな生徒の気持ちに寄り添うことができます。 自分が業界の常識を知らないからこそ、既存の塾にはない新しいアイデアを導入することができます。

成功している学習塾チェーンの創業者の中には、自身は全く指導経験がないという方が少なくありません。彼らは、教えることのプロではなく、教育というサービスを届ける仕組み作りのプロだったからです。

新しい時代の塾は、古い考えの塾を駆逐する

まさにお伝えしたいことは、このことです。
もう皆さん、実はうすうすと感じているはずです。

フランチャイズ本部を持っている学習塾本体も
予備校として大きくやってるところも
個人塾で奮闘しながらやっている塾も
教育業界従事の人全員も

もう知ってるはずです。

古いです。

学習塾としての運営者が、古い体質になってしまっているので、そうそうにオールリタイヤして、そうそうに新人類たちに明け渡したほうがよかろう、そう思うぐらいです。
これから、塾を開校しようとされる方たちは、
どうか、

「ふる!」と言われないよう、堂々と胸はって 新しいタイプの経営者になったください。

そうすれば、業界全体が変わります。

そして基本は以下です。

これから学習塾オーナーを目指す皆様に強くお伝えしたいのは、あなたは「先生」になる必要はないということです。あなたは「プロデューサー」であり、「経営者」であってください。

教室という舞台を整え、講師という役者を輝かせ、生徒という主役の人生を劇的に変える。そのための演出家としての役割を全うすること。それこそが、高い業績を叩き出し、地域に愛される塾を作る最短ルートなのです。

教える能力がないことを嘆く必要はありません。むしろ、その空白があるからこそ、経営という大きな絵を描くための余裕が生まれるのです。自信を持って、経営のプロフェッショナルとしての第一歩を踏み出してください。


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