地域に響く!学習塾・習い事の屋外PR徹底ガイド:掲示物、パンフレット、のぼり旗で集客を成功させる

学習塾や習い事を運営されている皆さん、集客に悩んでいませんか?チラシのポスティングやウェブ広告も重要ですが、地域の人々に直接アピールできる屋外のPRは、見込み客にリーチする上で非常に効果的です。特に、塾や教室の前を通る人に「ここに何かあるぞ」と気づいてもらうための工夫は欠かせません。

この記事では、屋外のPRで成果を出すための具体的な方法と、おすすめのアイテムをご紹介します。地域に根ざした集客を実現するためのヒントが満載ですので、ぜひ最後までお読みください。

1. 地域の目を引く「掲示物」の作り方と効果的な運用

まず、最も身近で手軽なPRツールである掲示物から見ていきましょう。塾や教室の窓、壁、あるいは専用の掲示板に貼り出すことで、通行人の注意を惹きつけます。

掲示物のデザインと内容のポイント

掲示物で最も重要なのは、「一瞬で伝えたいことがわかる」ことです。以下のような点を意識して作成しましょう。

  • 大きな文字と簡潔なメッセージ遠くからでも読めるように、文字サイズは大きく、フォントは読みやすいものを選びましょう。内容は「〇〇コース開講!」「新規入塾生募集中!」「無料体験受付中!」など、シンプルで明確なものに絞ります。

    内容を変えたいというときには、ターゲットの学校名や地域名を入れた内容にすると非常に効果が高いです。例えば「〇〇中学 期末テスト対策問題進呈!」とか、「〇〇県公立高校対策!厳選問題あります!」などです。

    大きな文字サイズは、B5サイズやA4サイズに一文字でそれなりに遠くからでも読めるメッセージを打ち出すことができます。大きな文字サイズのサンプルはこちらから入手ください。

  • ターゲットを明確にする:誰に向けた情報なのかをはっきりさせましょう。「小学生の算数強化」「中学生の定期テスト対策」「大人の趣味の書道教室」など、ターゲットの年齢や目的に合わせた表現をすることで、興味を持つ人が増えます。
  • 魅力的な写真やイラスト:お子さんや先生が楽しそうにしている写真、教室の明るい雰囲気が伝わる写真、あるいは目を引くイラストを添えることで、親しみやすさが増します。もちろん生徒の写真を掲載する場合には、相当の注意が必要です。
    モデルを撮影した画像があれば、そのほうが無難です。

    実際の生徒を撮影して掲載する場合には、念入りに許可を得た書面を残す必要があります。
  • 色使いを工夫する:背景と文字のコントラストをはっきりさせ、視認性を高めます。ただし、色を使いすぎるとごちゃごちゃして見えるため、多くても3色程度に抑えるのが無難です。また、「赤」はすぐに色あせしますので、長期に掲示する場合には、赤以外を使った方が良いでしょう。

効果的な掲示物の作成ツールとおすすめ商品

掲示物をより魅力的に、そして長持ちさせるためには、屋外、室内ともにラミネートすると見栄えが相当よくなります。

■屋外
■教室内の長期使用掲示物

この2つは、ラミネートして、

■教室内の短期使用掲示物

これは、ラミネートなしで良いと思います。

  • プリンター:使用頻度が低ければ家庭用のものでも十分ですが、可能であれば複合機があったほうが断然便利です。
    複合機の契約は、
    ①リース契約
    ②買取+保守契約
    この2種類だと思います。

    CROSS M&A(クロスマ)は、②の買取+保守にしています。①のリース契約のメリットは、白黒でもカラーでもコピー単価が安いことにあります。デメリットとしては、リース契約が6年ぐらいになりますので、支払い総額は高くなる点です。

    ②の買取+保守のメリットは、複合機そのものは買ってしまいますので、機材代金は最初にかかるたけです。そして購入時はよほどの大きなメリットがあれば別ですが、中古を買います。新品の10分の1とか15分の1ぐらいの値段で中古を買って、保守サービスを付ける方式です。デメリットはコピー単価が高いです。

    どちらがいいのかは、使用がどのぐらいになるのかを予想して計算していくになります。いずれも総額で計算しましょう。

    学習塾の場合には、家庭用のものでは、時間がかなりかかるためオススメできません。
    A3サイズまで印刷できるものが便利ではありますが、サイズをB4までに限定して使えば、コピー用紙の種類は、B5,A4,B4の3種類で事足ります。
  • ラミネーター:掲示物を雨風や紫外線から守るために必須のアイテムです。ラミネート加工をすることで、色あせや破れを防ぎ、美しい状態を長く保てます。
    • おすすめのラミネーター:個人経営の塾や教室であれば、A3サイズ対応のものが汎用性が高くおすすめです。アイリスオーヤマやアコ・ブランズ・ジャパン(GBC)など、国内メーカーから手頃な価格で使いやすいモデルが多数販売されています。特に、ウォームアップ時間が短いモデルや、巻き込み防止機能及び、浪打ち防止機能がついているものを選びましょう!

      特に浪打ち防止機能は必須の機能です。ラミネーターを長く使っている人であれば、「ああ~あれね!」とピンとくると思います。
      あまりに安いラミネーターや古い年式のものは、浪打ち防止機能がないため、仕上がったときに、非常に見栄えが悪いです。
事例(実話)コーナー

では、ここで【実例(実話)】に参りましょう。今回は、こんなことがありましたという内容ではなく、何を使ったらいいのかをズバリ書いておきます。

【ラミネーター】

アイリスオーヤマ ラミネーター A3/A4対応 ウォームアップ時間2分 波打ち防止 温度調節機能付き 気泡なし LFA34AR ホワイト/シルバー

これを買っておけば間違いないです。Amazonで買えます。
私はこのサイトでアフィリエイトをやるつもりはありませんので、安心して上記URLをクリックして内容をご確認ください。
2025年8月現在でディスカウントがかかっていて税込み8,191円です。この上位機種でもいいとは思いますが、ラミネーターでこの機械はけっこう上部で長く使えますのでオススメです。

ラミネーターを使う場合は、ラミネートフィルムが必要です。

【ラミネートフィルム】

↑このフィルムか、アスクルなどのオリジナルのラミネートフィルムで十分です。A4サイズで100枚入りで2,000円前後です。

オススメは、このA4サイズと、B4サイズを2種類買っておけば十分です。
A4サイズのコピー用紙は、A4サイズでラミネートしますが、B5サイズのコピー用紙を使うときには、大型文字(上記の1枚で一文字タイプ)を作成するときの需要が多いです。
その際は、B4のラミネートフィルムに、B5の用紙を2枚並べて、ラミネートするというやり方をすれば、B5サイズのラミネートフィルムを買う必要がありません。

  • 屋外対応の用紙・インク:印刷は普通のコピー用紙で問題ありません。屋外掲示に適した耐水性や耐光性のある用紙やインクなどもありますが、そこまでする必要はコスト面から見ても不要かと思います。
    ラミネートなしでも一定期間は掲示できますが、特に屋外は見た目の美しさを保つならラミネート加工を推奨します。ラミネートなしの場合は、雨風と砂ぼこりでボロボロになってしまいます。

掲示物の切り替え頻度

掲示物の切り替え頻度は、最低でも季節ごと、理想は1ヶ月に1回程度です。どんなに長期でも春、夏、冬と切り替えますから、3~4か月に1回の切り替えは必須として意識しておくとよいでしょう。
同じ掲示物がずっと貼られていると、通行人にとって「見慣れた風景」になってしまい、情報としての価値が薄れてしまいます。

  • 季節のイベントに合わせる:春は「新学年応援キャンペーン」、夏は「夏期講習」、秋は「定期テスト対策」、冬は「冬期講習・受験対策」など、季節や時期に合わせた内容に切り替えることで、常に新鮮な情報を届けることができます。
  • キャンペーンやイベントに合わせて:無料体験会や特別イベントなど、期間限定の情報を掲示することで、「今だけ」という緊急性を生み出し、行動を促す効果があります。

2. 見込み客を教室へ誘う「外置きパンフレットラック」の活用法

掲示物で興味を持った人が次に取る行動は、「もっと詳しい情報を知りたい」です。その受け皿となるのが、外置きのパンフレットラックです。

パンフレットラックの選び方と設置のポイント

  • 防水・防風対策:屋外に設置するため、雨水が入らないようにフタ付きのものや、重りをつけて風で倒れないように工夫されたものを選びましょう。
  • 内容が見えるデザイン:パンフレットの表紙が外から見えるデザインのものを選ぶと、通行人が内容を把握しやすくなります。
  • 場所の選定:通行人の導線を邪魔せず、かつ目につきやすい場所に設置します。入り口の横や、通りから少し引っ込めた場所に置くなど、周囲の環境に合わせて最適な位置を探しましょう。

パンフレットの内容と効果的な運用

パンフレットは、掲示物よりも詳細な情報を伝えるためのツールです。

  • 表面:塾や教室のコンセプト、ターゲット層、キャッチコピーを大きく記載し、興味を惹きつけます。
  • 中面:コース内容の詳細、料金、時間割、先生の紹介、生徒さんの声などを具体的に掲載します。
  • 裏面:地図、連絡先、ウェブサイトのQRコード、SNSアカウントなどをわかりやすく記載します。

また、パンフレットだけでなく、「無料体験お申し込み用紙」「資料請求ハガキ」などを一緒に置いておくと、その場で次の行動を促すことができます。

パンフレットは常に補充し、濡れたり汚れたりしていないか、こまめにチェックしましょう。清潔な状態を保つことが、塾や教室の信頼感につながります。

事例(実話)コーナー

【実例(実話)】

1F店舗でしたら、パンフレットラックは初期段階から用意したほうがいいでしょう。教室内に足を一歩踏み入れる「前」の段階で、アピールする方法の一つになるからです。

看板が24時間眠らない広告塔であるならば、パンフレットラックは、顧客を少しだけ吸い寄せる効能がある広告手法だと思ってください。
2F以上の店舗ですと、テナントのオーナー、または不動産管理会社に伺いを立てて、どのあたりなら置いていいのかの確認をとる必要があります。

パンフレットラックですが、これも消耗品です。雨、風にさらされるため、ずっと綺麗な状態で維持するのは難しいでしょう。

これは、パンフレットスタンド カタログ スタンド マガジンラック 4段 棚 大容量 スリム おしゃれ キャスター付 スチール製 折り畳み式【マガジン/パンフレット/カタログ/チラシ/リーフレット/雑誌 ラック フロアスタンディング】省スペース 業務用 展示会 店舗販促 待合室 オフィス (4段収納(車輪付き))と言うタイトルで売っています。
金額は7,380円です(2025年8月現在)

組み立て式ですが、屋外にも置けます。
ただし注意点があります。この高さ(4段)ですと、風の影響をかなり受けます。ですから、下のほうを固定するか、動かないぐらいの重しを使わないと風で動いてしまったり、飛んでしまいます。
さすがにこれが動いて通行人に怪我をさせるとよくありませんから、下の部分の固定が出来る前提で考えるといいです。
または、4段ですが、2段のものがあれば、そのほうが安定します。

パンフレットラックに資料などを入れて訴求するのですが、
以下のように工夫しておいたほうがいいでしょう。

①少し遠くからでもパンフレットであることがわかるぐらいの文字の大きさ
②小学生、中学生、高校生用、または習いごとのコースで分けて作成(これも色分けなどするととてもわかりやすいです。
例えば小学生は緑色、中学生は青、高校生用は赤などです。
③透明なフィルム袋に入れる

↑アスクルオリジナルOPP袋 100枚で657円(税込)※2025年8月現在

④外に出せば、砂ぼこりなどで汚れますので、定期的に袋の入れ替え、中身の入れ方は必要です。


3. 遠くからでも存在をアピールする「のぼり旗」の活用術

のぼり旗は、遠くからでも目立ち、塾や教室の存在を知らせる上で非常に強力なツールです。風でなびくことで、視覚的な動きが生まれ、人の目を惹きつけます。

のぼり旗の選び方と設置のポイント

  • デザインとメッセージ:掲示物と同様に、シンプルかつ明確なメッセージが重要です。「無料体験実施中!」「個別指導専門」「英語教室」など、一目で何を提供しているかがわかるデザインにしましょう。色使いも、背景と文字のコントラストをはっきりさせることが大切です。
  • サイズの選択:のぼり旗には様々なサイズがありますが、一般的に多いのはレギュラーサイズ(60cm×180cm)です。設置場所のスペースや、どれだけ目立たせたいかに応じて選びましょう。
  • 設置場所:歩道に面した入り口の脇など、通行人の視界に入りやすい場所に設置します。ただし、道路交通法や地域の条例で設置が禁止されている場所もあるため、事前に確認が必要です。

のぼり旗の購入方法

のぼり旗本体と、それを立てるためのポールや台は、それぞれ個別に購入することも、セットで購入することも可能です。お勧めはのぼりキングさんです。

↑ こんな感じのサイトです。
ここで、のぼり台と、ポールをセットで買うといいです。

↑ これを買っておけば問題ありません。
16リットルの水を入れるポリエチレン容器タイプに太目のポールです。さすがに台風みたいな大風の場合は、屋内にしまったほうが無難ですが、多少の風ぐらいであれば、倒れませんし上部です。

  • のぼり旗本体
    • オリジナルデザイン:多くの印刷会社やのぼり旗専門のウェブサイトで、オリジナルのデザインをデータ入稿して制作してもらえます。塾名やロゴを入れたい場合はこちらがおすすめです。
    • 既製品:一般的なメッセージ(「学習塾」「そろばん教室」「英会話」など)が印刷された既製品は、インターネット通販サイトや、ホームセンター、事務用品店などで購入できます。コストを抑えたい場合や、すぐに設置したい場合に便利です。
  • 台とポール
    • どこで買う?:のぼり旗専門のウェブサイト(のぼりキング)や、看板資材を扱う店舗、大型のホームセンター、インターネット通販サイトなどで購入できます。
    • 台の種類:のぼり旗を立てる台には、水を注入して重りにするタイプ、コンクリートブロックの重りを使うタイプ、地面に埋め込むタイプなどがあります。屋外に設置する場合は、風で倒れないように安定感のある水タンク式やコンクリート式の台がおすすめです。
    • ポールの種類:ポールの長さは、のぼり旗のサイズに合わせて選びます。伸縮式のポールであれば、高さを調整できて便利です。また、強風でポールが折れないよう、耐久性の高い素材を選ぶことも重要です。

4. まとめ:組み合わせで効果を最大化する

掲示物、外置きパンフレットラック、のぼり旗は、それぞれ単独でも効果がありますが、組み合わせて使うことで相乗効果を生み出します。

  1. のぼり旗で遠くから「ここに塾・教室がある」とアピールする。
  2. 掲示物で、通行人の足を止めて「どんなことをやっているのか」という興味を引き出す。
  3. 外置きパンフレットラックで、より詳細な情報を持ち帰ってもらい、検討してもらう。

この3つのツールを連携させることで、見込み客の注意を引きつけ、興味を深め、最終的に問い合わせや入塾・入会に繋げるという一連の流れを作ることができます。

地域に根ざしたPRの鍵は「継続」と「工夫」

屋外PRは、一度設置して終わりではありません。季節やキャンペーンに合わせて内容を更新したり、雨風で汚れたり破損していないかこまめにチェックしたりするなど、継続的なメンテナンスが非常に重要です。

地域の皆さんに「いつも元気で活気があるな」と感じてもらうことが、信頼感と安心感を生み、集客へとつながります。この記事で紹介した方法を参考に、ぜひあなたの塾や教室の屋外PRを改善してみてください。

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